2016/11/25(金) - 11/27(日) @岩手県遠野市 遠野ふるさと村
Date | Contents |
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2017/02/20 | フォトライブラリー更新 |
2017/01/26 | 第1回研究会まとめ・フォトライブラリー掲載 |
2016/11/21 | 第1回研究会日程公開 |
2016/11/14 | 原稿執筆案内内容の追加 |
2016/11/14 | 第1回研究会発表原稿締め切り延長 |
2016/10/20 | 第1回研究会申し込み締め切り延長 |
2016/10/05 | 第1回研究会情報更新 |
2016/10/01 | 第1回研究会参加登録フォーム更新 |
2016/09/27 | 第1回研究会市民向け参加登録フォーム公開 |
第1回研究会お疲れ様でした.
研究会での経験を市民共創プロジェクトや第2回研究会に是非とも生かしていきましょう.
詳細は,第1回共創知研究会発表募集(CFP)をご確認ください.
2016/10/20(木)までに,下記より登録お願いいたします.
(※申し込み締め切りを2016/11/7(月)に延長しました.)
宿泊予約のとりまとめのため,早期の参加申し込みにご協力ください.
原稿提出締切: 2016年11月14日(月)
(※原稿提出締切を2016/11/20(日)に延長しました.)
論文一覧:
人工知能学会第二種研究会資料 2016巻CCI-001号
遠野に到着し最初に訪れたのは,遠野市立博物館でした.
遠野文化研究センターの研究員の方のご案内のもと,遠野につたわる食(食暦)や物語(遠野物語),伝統芸能など,遠野の歴史・文化について学びました.
その後,現地の語り部の方のご案内のもと,オシラサマ伝説を色濃く残す「遠野伝承園」と,カッパがいたと伝えられる「カッパ淵」を訪れました.
これらの活動を通して,遠野の魅力や課題などの特徴を,俯瞰的に捉えようとしました.
次は,テーマごとに分かれた「達人フィールドワーク」を行いました.
参加者は,自身の希望に従って「食」「陶芸」「馬」「郷土芸能」の4つのテーマに分かれ,
遠野でそのテーマの第一人者と呼ばれる方に,地域における活動について教えていただきました.
1日目の夜は,一般の農家の方のお宅に宿泊する「民泊」を行いました.
民泊を通して,地域の方の普段の暮らしぶりを知ると同時に,市民の方との親睦を深めました.
2日目の会場は,遠野の昔ながらの山里を再現した「遠野ふるさと村」でした.
数ある古民家の中でも,江戸末期に建てられた「川前別家」を会場としました.
馬と人間が一つ屋根の下で暮らしていた当時の住宅形式である,L字型の平面を持った「曲り家」という特徴的な家屋でした.
2日目のメインプログラムは「発表・対話セッション」でした.
発表では,遠野市民・企業・NPO・大学など多様な方々から,非常にユニークな発表が,4セッションで計28件行われました.
本セッションの特徴として,各発表の後に,通常の学会で行われる「質疑応答」ではなく,「対話」が行われたことが挙げられます.
各セッションの発表が終了した後,参加者は興味・関心のある発表者の元に集まって,発表内容に対する対話を行いました.
対話を通じて,発表者の活動のより具体的な内容や,思想や熱意などを含めた活動の背景についてより深く知ることができました.
また,参加者からは,発表された技術の活用シーンに対するアイディアや,
発表者が持つ悩みに対する解決のためのアイディアなどが出され,共創のきっかけを得ることができました.
昼食の時間は,遠野の郷土芸能の一つ「飯豊神楽」と,地域の小学生による「子ども語り部」を鑑賞しました.
食事は郷土料理の「ひっつみ」を中心としたお食事をいただきました.
このように,地域の文化を実際の体験を通じて学ぶことも,本研究会の特徴でした.
夜はディナーセッション(交流会)が開催されました.
地酒を酌み交わしながら参加者同士の交流を深めると同時に,一部の発表者による技術のデモも行われました.
3日目は「共創対話セッション」を行いました.
参加者から「ここにいるメンバーと話したいテーマ」を挙げられ,そのテーマに興味・関心がある参加者が自由に集まって,
共創プロジェクトをつくる対話を行いました.
計10個ほどのテーマが挙げられて対話が行われました.
各共創プロジェクトには,様々な所属の参加者が自然に交わり,これから自分たちが取り組みたい共創プロジェクト活動について話し合いました.
最後に表彰式が行われました.
地域4件,大学2件,企業2件(共同受賞含む)の受賞がありました.
最後に,研究会後にも共創プロジェクト活動を進められるよう,共創支援システム「みらいらぼ」に共創プロジェクトが登録されました.
計6つの共創プロジェクトが登録され,研究会で生まれた共創プロジェクトが現在進行形で進められています.
また,共創プロジェクトを進めるためのイベント「Baby Step Fes(BSF)」が月に一回開催され,活動進行の一助になっています.
3月には「市民共創知コンペティション」が開催されることも決まっており,共創プロジェクトの活動の成果を,コンペティションで発表することもできます.
このように,本研究会は,通常の研究会のように,自らの研究を発表するだけでなく,参加者同士で共創プロジェクトをつくり,
実際に活動を進め,成果を出すことまでを視野に含む研究会です.
このような取り組みを通じて,今後も社会課題解決に向けた活動やその成果を生み出す活動を促進することを目指します.
時間 | アジェンダ |
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12:30 | 花巻空港 or 新花巻駅集合→送迎バスに分かれる |
12:30-13:30 | 移動 |
13:30-14:30 | 遠野市立博物館 |
14:30-15:00 | 移動 |
15:00-16:00 | 遠野伝承園 |
移動+フィールドワーク | |
18:00~ | 民泊 |
時間 | アジェンダ |
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8:30-9:00 | 会場集合 |
9:05-9:20 | オープニングトーク(名古屋工業大学 情報工学科 伊藤孝行教授) |
9:20-9:35 | ウェルカムトーク(遠野市副市長 飛内雅之様) |
9:35-9:45 | ライトニングチェックイン |
9:45-9:55 | 場作り+流れ・ルールの説明 |
9:55-11:20 | 発表・対話セッション1(8発表) |
11:20-12:30 | 昼食,神楽演舞鑑賞 |
12:30-12:35 | 子ども語り部準備 |
12:35-13:05 | 子ども語り部鑑賞 |
13:05-14:15 | 発表・対話セッション2(6発表) |
14:15-15:40 | 発表・対話セッション3(8発表) |
15:40-16:50 | 発表・対話セッション4(5-6発表) |
16:50-16:55 | クロージング |
16:55-17:55 | 移動 |
17:55-19:55 | ディナーセッション |
時間 | アジェンダ |
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7:45 | 遠野駅集合 |
8:00-8:00 | 遠野駅出発 |
8:00-9:00 | 移動 |
9:00-9:05 | はじめに |
9:05-9:15 | チェックイン |
9:15-9:25 | コンテスト説明 |
9:25-11:00 | 共創対話セッション・共創テーマ発表 |
11:00-11:15 | 表彰式準備・休憩 |
11:15-11:30 |
表彰式 みらいらぼの説明 次回ご案内・場所募集 |
11:30-12:00 | ふるさと村から出発 |
12:00-12:30 | 移動 |
12:30-13:30 | 昼食@道の駅 遠野風の丘 |
13:30-14:30 | 花巻空港へ移動,該当者は降車 |
14:30-15:00 | 新花巻駅へ移動,該当者は降車 |
解散 |
各発表時間: 15分, セッションの最後に発表内容に関する対話: 25分
発表者 | 所属 | タイトル |
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千葉祥子 | 富士ゼロックス株式会社 | みらい創り活動 -長崎県壱岐市での持続的な地域共創活動- |
新田亜優理, 菊池香純, 藤原里美 | 遠野市 | 廃棄ホップ蔓で産業振興!〜遠野に和紙文化を目指して〜 |
藤井洋治 | 遠野伝統野菜研究会 | 伝統野菜の流通 |
福本加奈恵 | 名古屋工業大学 | 市民ボランティアとの協働による徘徊高齢者見守りシステムの要件 |
発表者 | 所属 | タイトル |
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大森友子 | Agriturismo大森家 | スーパーアグリ「名人の技を科学する」~人工知能学会 市民共創知研究会に期待すること~ |
一ノ瀬修吾 | 名古屋工業大学 | 市民共創の一例としてのKinectを用いた鍬動作の分析 |
仙石晃久 | 名古屋工業大学 | 集合知プロジェクト支援システム「みらいらぼ」の開発と社会実験 |
後藤誉昌 | 名古屋工業大学 | 市民共創プロジェクト支援のためのタスク構造化システムの試作 |
発表者 | 所属 | タイトル |
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前川さおり | 遠野文化研究センター 調査研究課 | 「語り部」1000人プロジェクト-岩手県遠野市の事例から |
太田由紀子 | 飯豊神楽保存会/遠野市役所 | 郷土芸能「神楽」の女性による保存活動の状況報告と実演 |
伊藤孝行 | 名古屋工業大学 | エージェント技術に基づく新しい社会システムの創成に向けて〜名古屋工業大学 伊藤孝行研究室の研究紹介〜 |
発表者 | 所属 | タイトル |
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井上絵里 | 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 | 地域課題の可視化と共有手法を用いたオープンデータ共創プロセスの構築と検証(仮タイトル) |
河村郁江 | 名古屋工業大学 | 郷土食理解の為の地図システムの試作と提案 |
コウセイ | 法政大学 | 観光アプリの流通モデルに関する考察 |
発表者 | 所属 | タイトル |
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川島奈穂 | 富士ゼロックス株式会社 | 富士ゼロックスの環境経営の取り組み |
柳原公揮 | 富士ゼロックス株式会社 | 組織内におけるダイアログによる影響とその伝播 |
田中克明 | 埼玉工業大学 人間社会学部 | 黒電話により個人の語りを蓄積する仕組みの検討 |
出濱義人 | テンプホールディングス株式会社 | 地域を舞台にしたセルフリーダーシップ開発 –五感を通して見出す自らの在りたい姿– |
発表者 | 所属 | タイトル |
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藤原愛衣 | 遠野市 | 岩手県遠野市を例とした地域教育のあり方の提案 |
遠山竜也 | 名古屋工業大学 | 自動交渉における交渉相手との対立度に基づく譲歩の実証的分析 |
川本浩史 | JBMIA | 創造的なサードワークプレイス「BUSHITSU」の提案 |
児島永作 | フェリシモ東北事務所 | 東北の事業家による商品企画について |
発表者 | 所属 | タイトル |
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池田晃一 | 株式会社岡村製作所 | 知的作業を支援する環境を考える |
坪田知己 | 京都工芸繊維大学 | 共創知の前提としての組織運営 |
発表者 | 所属 | タイトル |
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関洋平 | 筑波大学 | ソーシャルメディア上の市民意見を利用した市民共創知の可視化 |
水谷美由起 | 富士ゼロックス株式会社 研究技術開発本部 | みらい創りの学習コミュニティー構築 |
富澤浩樹 | 岩手県立大学ソフトウェア情報学部 | まちづくりの活動主体に有用なワークショップの運用に関する研究 ーロールモデル映像教材導入の試みー |